たまにはプーちゃんの事でも。

子供を寝かしつけたので文章でも書こうか。彼は普洱、ペキニーズである。チベタンスパニエルから獅子の姿を似せて作られた犬種で、中華皇帝に献上され愛された犬種。清の王朝が倒された時に紫禁城にいたペキニーズが英国に連れて行かれて、そこから広まったのである！てことは、プーちゃんを遡っていけば必ず西太后のそばにいたペキニーズにたどり着くんだな！？かなりロマンを秘めた犬種である。西太后の葬儀で棺を先導したのもモータンというペキニーズらしいから、かなりの溺愛ぶりである。

ペキニーズは一般的に飼いづらい犬と言われている。うん、たぶん飼いづらいと思うな。人気もない。よく売れ残っている気がする、このまま人気でないでほしい。犬に流行りがあるのは嫌い。

言う事あまりきかない。これは頭が悪いんじゃなく、人間の指示を受けて喜ぶタイプの犬ではないからだ。いやむしろ猫である。

そして歩かない。五体投地だ。すぐ汚れる。でも外には行きたい。だから散歩は途中から抱っこだ。毛がよく伸びる&よく抜ける。家は毎日掃除する必要がある&ペキニーズは毎日手入れする必要がある。ウチでは2週間に一度はお風呂に入れる。するとこれがこうなるちなみに2日で元に戻る。

私はあまり犬種にこだわったりするタイプではない、むしろペキニーズなど全く興味がなかったが、一目惚れというか、運命を感じる的なアレで衝動的に連れて帰ってしまった。たぶんプーちゃんがいなかったら結婚してないし、子供もいないであろう、夫婦の鎹のような存在だ。人の言う事はあまりきかないが、愛される事は大好きである。トイレはしつけなくても覚えたし、拾い食いは絶対しない、つまり賢い。自分より小さいモノに怒ったり噛んだりしない。逆に大型犬に平気で向かって行く謎の自信に満ち溢れている。カメにも子供にも全く動じないので非常に助かっている。これからも普洱の宦官として毎日尽くす日々を送らせて頂きたいものだ。謝々普洱。