カメにまつわる辛い思い出が一つある。
2007年頃の真冬、12月だったと思う。
雪の降る寒さの中、ミシシッピアカミミガメの幼体を拾った事がある。
下北沢のピーコックの、確か地下1階から地上階に上がる階段の踊り場にある消火ホースの収納庫の上に、季節外れの半透明なアイスクリームの容器が置いてあった。
普段なら特に気にも留めない光景だが、何故かそれを手に取って驚いた。
容器の中に、ミドリガメが入っていた。寒さで全く動かなかったが、まだ生きてるんじゃないかと思い、懐に入れ、持ち帰った。
室内でゆっくりと机の上に置き観察すると、ごくわずかに動いたので、なんとか蘇生を試みた。
しかしそのまま動くことなく、死んだ。
次の日、どこかに埋葬しようと外に出て気づいたが、埋める土がまったくない。
カメが土に還れそうな場所を探して、埋めた。
今なら警察に動物虐待で届け出るが当時はそこまで頭が回らなかった。
誰が何の目的であんな事を?
不思議で仕方がない